毛穴の開きやニキビ跡など、自分ではケアしにくいさまざまな悩みに対応可能なダーマペン。出た当初は高額すぎると感じた方も多かったですが、近年はキャンペーン等で受けやすい価格へと移り変わってきました。
そんなダーマペン、実は「効果なし」「やめたほうがいい」と言われてしまうことがあります。今回はダーマペンがどのような施術なのかを見ながら、メリットとデメリットを探っていきましょう。
こちらの記事では、
- ダーマペンが効果なしでやめたほうがいい理由とは?
- ダーマペンのメリット・デメリット
- ダーマペンはどうやって行われる?施術の内容を調査
についてご紹介します。
ダーマペンが効果なしでやめたほうがいい理由とは?
ダーマペンは、多くの方が悩みがちな肌トラブルにマルチに対応可能な美容施術として有名です。
・シミや赤みのあるニキビ跡
・毛穴の開き
・凸凹とクレーターになったニキビ跡
・肌のハリアップ
・つや出し
・肌質改善
肌のハリアップやつや出しを希望する場合は、施術1回目から希望の効果を得られる可能性が高いです。しかしもっとも回数がかかるといわれるクレーターのニキビ跡は、多くて10回前後必要となるでしょう。
「とにかく早く改善したい」という方にとって、10回も受けなければならない……と言われれば、「効果が全然出ない」と感じてもおかしくありません。短くても1ヶ月は間隔を空けなければならないこと、また1回のお値段が平均で20,000円ほどかかることなどから、長く続ければ続けるほどお財布に負担がかかるといえます。
肌の状態を見て、1人ひとりに合った施術プランを組んでくれる美容クリニック。しかし実際の効果は受けてみなければ分からず、治療途中で方針が変わることも珍しくありません。
「効果なし」「やめたほうがいい」という訳ではありませんが、お悩みの種類によっては気長に取り組める方が向いているといえるでしょう。
ダーマペンのメリット・デメリット
続いて、ダーマペンのメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
つい良いところばかり気にしてしまいがちですが、起こりうるリスクも抑えておきたいもの。万が一のこともしっかり想定しておけば、冷静に対処できますね。
ダーマペンのメリット
・化粧品では届かない肌の奥からトラブルを改善できる
・肌の回復と同時に、美容成分を奥深くまで入れられる
・さまざまなオプションを組み合わせ、自分に合った施術にできる
・1つの肌悩みだけでなく、複数の悩みに同時アプローチができる
・施術中の痛みはほとんどない場合が多い
・1回にかかる時間が1時間未満で終わる場合が多い
肌の上から有効成分を浸透させようと思うと、角質層や顆粒層、有棘層、基底層などを経て「真皮層」にたどり着きます。ここにはコラーゲンやエラスチンなど、肌の水分を保つ役割のある成分が多く存在しています。
化粧品の場合は、そもそも一番上の「角質層」までしか成分を届けることができません。真皮層にアプローチできる医薬品でも、効果を発揮するまでにはある程度の時間がかかるでしょう。
ダーマペンは肌に微細な針を刺し、真皮層に直接成分を届けられます。また、術後には無数の傷ができ、それらが治癒する過程で新たな細胞がたくさん生まれます。古い角質を積極的に排出してくれるため、赤ちゃんのような若々しい肌に近づけるのですね。
ビタミンC | 肌荒れの鎮静、美白 |
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トラネキサム酸 | 炎症中のシミ、ニキビ跡の改善 |
ボトックス | シワの改善、予防 |
グロースファクター | コラーゲンやエラスチンの生成促進によるハリ増加 |
ベビースキン | 細胞の成長を促進し、新たな細胞が生まれやすくする |
ヴェルべットスキン(マッサージピール) | 剥離しないピーリングで、シミやくすみの改善やコラーゲンの生成促進効果がある |
クイックメソ | ダーマペンを使って頭皮を刺激する薄毛治療 |
上記は全国に店舗を構える湘南美容クリニックのオプションメニューです。針による創傷治癒力に加え、お悩みに合ったオプションを選ぶと効果的にトラブルを改善できますよ。
ダーマペンのデメリット
・多少の痛みがある
・施術後はバリア機能が低下し、トラブルが起こりやすくなる
・一定期間のダウンタイムは避けられない
・シミやニキビが悪化する可能性がある
・完全に改善するには時間や回数がかかる
・日焼けや炎症中のニキビがある方は受けられない
・金属アレルギーの方は受けられない
それほど気にならない方が多いとはいえ、針を刺す際のチクチクとした痛みは避けられません。麻酔を用意しているクリニックもあるため、不安な方はあらかじめ相談しておきましょう。
また、ダーマペンの施術後には赤みや腫れなどのダウンタイムが見られます。多くは1週間~2週間程度でおさまりますが、直後はメイクができなかったり、傍目から分かりやすかったりするため、うつむきがちになってしまう方も多いでしょう。
日焼け直後で肌が炎症を起こしている場合や、妊娠・授乳中の方はダーマペンを受けられません。針自体が金属でできているため、金属アレルギーの方も禁忌です。
また、現在炎症中のニキビがある場合、その箇所は大きく避けて施術が行われます。仮にニキビが潰れてしまうと、他の肌にニキビが広がってしまいかねません。顔全体にニキビがある場合は、日を改める可能性もあるのを覚えておきましょう。
ダーマペンはどうやって行われる?施術の内容を調査
最後に、ダーマペンが実際にどう行われているのかをご紹介します。
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STEP1クレンジング・洗顔を済ませるダーマペンを行う場合は、あらかじめメイクを落とし、余分な皮脂や汚れを綺麗にしておかなければなりません。来院前は日焼け止め程度に留め、スムーズに施術へと進められるようにしておくと良いでしょう。
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STEP2麻酔クリームを塗り、時間を置く麻酔を使う場合は、顔全体にクリームを塗布して時間を置きます。
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STEP3針の深さを変えながら穴を開けていくお悩みの部位やトラブルの内容に応じて、針の深さを調節しながら施術していきます。顔全体を施術する場合、カウンセリングや麻酔を除いて約20~30分ほどかかると見ておきましょう。
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STEP4希望の薬剤を塗布するオプションメニューで薬剤を希望する場合は、穴を開けながら塗布していきます。
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STEP5クーリングを行うシートマスクなどをつけ、10分程度クーリングを行います。術後は赤みや腫れ、一部出血の見られる可能性があるため、医師が見て問題なければ帰宅となります。
赤みや腫れなどのダウンタイムは、術後をピークに出現し、1週間程度で引いていきます。2週間以上経っても酷く症状が残る場合は、一度来院して相談しましょう。
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まとめ
あらゆるお悩みにアプローチできるダーマペンは、いくつかのデメリットを抑えておくことが重要です。ダウンタイム等で起こりうる症状を確認し、お悩み改善まで効率的に取り組めるよう準備しておきましょう。